プレミア12では準優勝の韓国と、3位に入ったメキシコが東京オリンピックの出場権を獲得し、これでホスト国の日本、アフリカ・ヨーロッパ予選優勝のイスラエルと合わせて4チームの出場が決まりました。残り2チームはどのように決めるのでしょうか。 東京五輪の野球競技の出場国決定方法については、
11月25日号の当コーナーで説明しましたが、その後、11月20日に今後の“五輪予選”に関する組み合わせ抽選が大阪で行われましたので、残り2枠の決定方法とともに解説します。
残る2つの出場枠の決定方法ですが、来年3月にアメリカ・アリゾナ州で開催されるアメリカ大陸予選、続いて4月に台湾・台中で行われるインターコンチネンタル予選(世界最終予選)の2つの大会でそれぞれ1チームずつを決めることとなります。
アメリカ大陸予選は、3月22日から26日にかけて行われ、プレミア12にも出場したカナダ、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、アメリカ、ベネズエラの6チームと、パン・アメリカン大会に出場したコロンビア、ニカラグアを合わせた計8チームが1枠を巡って争います。まずA(アメリカ、プエルトリコ、ドミニカ共和国、ニカラグア)B(コロンビア、キューバ、ベネズエラ、カナダ)の2グループに分かれて1次ラウンドを行い、上位2チームがスー
パーラウンド、決勝(3位決定戦)を行って優勝チームに東京五輪の出場権が与えられ、2位、3位は世界最終予選に回ります。
その世界最終予選は、4月1日から5日にかけて開催され、アジア選手権で優勝したチャイニーズ・タイペイと3位の中国(2位は日本)、ヨーロッパ・アフリカ大陸予選で2位のオランダ、オセアニア予選の優勝チーム(今後開催)、アメリカ大陸予選2、3位の計6チームが出場。1回総当たりのリーグ戦で、優勝チームが東京五輪の出場権を手にします。[文責=編集部]