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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「ヤクルト、阪神、巨人が繰り広げる激闘 セ・リーグ優勝争いで抜け出すのは?」

 

16年ぶりの優勝に向けて、一戦一戦を必死に戦う阪神[写真=桜井ひとし]


 もし、阪神が優勝したら、その行方を左右したビッグプレーとして挙げられるだろう。9月24日の巨人戦(東京ドーム)。6対6で迎えた9回裏、阪神はクローザーのスアレスが一死満塁とサヨナラのピンチを迎える。打席には丸佳浩。カウント1-0からの2球目、真ん中低めの直球をたたいた当たりは前進守備の三遊間を襲った。「サヨナラか!」と思われた瞬間、遊撃の中野拓夢が横っ飛び。驚異的な反応で打球をつかむと、本塁へ送球。一塁方向へそれたワンバウンド送球となったが、捕手の坂本誠志郎が懸命にキャッチし、三走・増田大輝の本塁生還を阻止した。微妙なタイミングに原辰徳監督がリクエストを要求したが判定は覆らず。スアレスは続く中田翔を遊直に仕留め、阪神は引き分けに持ち込んだ。

 この試合、8回を終えた時点で阪神は5対6と1点ビハインド。しかし・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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