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伊原春樹コラム

あまりにもはなはだしい投高打低。フルスイングが最優先される現状も大きな要因だ

 

6月7日の日本ハム戦ではDeNAの今永がノーヒットノーランを達成した[写真=高原由佳]


 それにしても今季はセ・リーグ、パ・リーグともに投高打低があまりにもはなはだしい。交流戦終了時点での投手成績を眺めるとセは青柳晃洋(阪神)が防御率0.89と突出した成績を残し、そのほかに西勇輝(阪神)が1.50、2点台も5投手を数える。パは1.695の千賀滉大(ソフトバンク)を筆頭に佐々木朗希(ロッテ)、山本由伸(オリックス)、加藤貴之(日本ハム)、石川歩(ロッテ)、田中将大(楽天)の6人が1点台。パはチーム防御率も日本ハム以外の5チームが2点台をマークしている。

 大記録も頻発している。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で佐々木朗が完全試合を達成。続く17日の日本ハム戦(同)でも8回までパーフェクトピッチングを見せた。さらに、5月11日の西武戦(PayPayドーム)では東浜巨(ソフトバンク)、6月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では今永昇太(DeNA)がノーヒットノーランを達成。月イチのペースで“ノーノー”が生まれている状況だ。

 打率3割をマークしているのは・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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