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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「“平成初のノーヒッター”柴田保光氏が死去 思い出される内外角を巧みに突き外国人の強打者を抑える投球」

 

日本ハム時代の柴田氏のピッチング[写真=BBM]


「柴やん、早過ぎるよ……」

 ショックな気持ちで目の前が真っ暗になった。10月10日、元西武、日本ハムで通算84勝を挙げた右腕・柴田保光が不整脈のため天国へと旅立った。享年65歳。まだまだ人生はこれからだったのに……。

 西武元年の1979年に入団した柴田とは、彼がユニフォームを脱いだあともずっと付き合いがあった。食事をするときは、ワイン好きの私のために一升瓶に入ったワインを持ってきてくれた。酔いが回ってくると「僕がプロに入って初めて食事に誘ってくれたのが伊原さんだったんです」と、いつも感謝してくれた。誰に対しても分け隔てなく接し、元プロ野球選手だからと高飛車になることもなく、すごくいいヤツだった。

 今年の9月、仲間とのゴルフに柴やんが欠席したので亡くなる10日ほど前に連絡したら・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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