第5戦の6回、ヤクルト・青木が放った勝ち越し打は簡単に一塁線を破っていった[写真=早浪章弘]
今年の日本シリーズは
オリックスの日本一で幕を閉じた。9年ぶりに最終第7戦までもつれ込み、野球ファンにとっては大盛り上がりのシリーズとなっただろう。しかし、頂上決戦といえど、すべてが“最高の試合”だったわけではない。中には首をかしげてしまうようなプレーが見られたのも確かだ。
特に私が“頭に来た”のは10月27日、京セラドームで行われた第5戦であった。この試合、最後は
吉田正尚のサヨナラ2ランでオリックスが2勝2敗1分けとしたゲームだ。4対3と1点リードでマウンドに上がったヤクルトの守護神・
マクガフもひどかった。先頭に四球を与え、犠打で一死二塁となってから投手強襲の打球をはじき慌てて処理して、挙句の果てに一塁へ悪送球で同点とされてしまう。二死後、歩かせてもいい吉田正に対して、1ストライクからのスプリットが高めに浮いて、劇的弾とされてしまう。なかなか、ひどいマウンドだったが、私の頭に血が上ったのは・・・
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