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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「地獄だった新人時代の自主トレ。本番はまだまだ先だ! ルーキー諸君よ、張り切り過ぎるな!」

 

ルーキーは注目を浴びるが、自主トレでケガには気を付けてもらいたい[巨人浅野翔吾。写真=高原由佳]


 つくづく実感する。最近は新人選手を大切に扱うようになったな、と。現在のプロ野球では新人合同自主トレを視察した監督がたいてい「張り切り過ぎることなく、自分のペースでやってくれ。ケガが一番怖いから」といった内容の言葉をルーキーたちにかけている。私が新人時代はそんなことはなかった。

 1971年、ドラフト2位で西鉄に入団したが、まず当時はどの球団も1月中旬ごろからキャンプに向けてチームで合同自主トレをやっていた。もちろん、新人だからと練習が緩くなることはない。初日からハードトレーニングを行ったことを覚えている。まず、長い距離をじっくりと走ったあと、100メートル走を10本。その後は強化体操。ウエート・トレーニング施設が充実しているわけではないから・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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