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DeNA・三嶋の「明」と西武・大石の「暗」。1人の投手を作るのは難しい作業だが、まずはフォームだ

 

7月28日の阪神戦[甲子園]、プロ初完封で4勝目を飾った三嶋/写真=松村真行


 DeNAのルーキー・三嶋一輝投手には、福岡工高から2009年に法大に入学したときから注目していた。1年生ですぐに150キロをマークしたのにも驚いたが、フォームが実にきれいなのに感嘆した。ムダのない流れるような腕の振りで、フィニッシュの位置はやや高いが、高めのボールが恐ろしく伸びてくる。

 176センチと投手としては小柄な方だが、この理想的なフォーム(と筆者は思っているのだが、今週号の「連続写真に見るプロのテクニック」の分析対象がたまたま三嶋で、土肥義弘さんが「シンプルなフォームに見えますが、実はやや変則」と評している。この変則はフォーム全体というより、右腕の上げおろしのテンポの問題のようで、「シンプル」は「きれい」と同義と取りたい)のおかげで、ハンディにはなっていない。

 この三嶋を法大・金光興二前監督は、リリーフで起用してきた。三嶋は2年春には早くも防御率1位投手になり(0.34)、監督の期待に応えているが・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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