2位の中村剛也(西武)とペーニャ(オリックス)に10点差をつけて、自身初の打撃タイトルとなる打点王を獲得。CSでは4試合連続弾で、チームを日本シリーズ出場にあと一歩のところまで導いた。侍ジャパンでも四番を任される大砲は、現状に満足せず、さらに高みを目指している。 取材・構成=池田 晋 写真=毛受亮介、BBM 打点王を取れたのは周りの選手のおかげ
──打点王獲得おめでとうございます。
中田 ありがとうございます。
──100打点という数字にはどの程度満足していますか。
中田 納得できる数字ではないです。運よく、打点王を取れたのはみんなのおかげです。もっと打ちたかったのが本音ですね。
──納得できる数字とは?
中田 特にないんですが、チャンスを生かせなかった場面が結構あります。「何打点打ったら合格」というのはなく、もっとチャンスで打ちたかったです。
──直接チームの勝利につながる打点王のタイトルを取れたことはうれしかったですか。
中田 タイトルを取れたことは喜んでいいと思います。周りの選手がチャンスを作って僕に回してくれたので、感謝しないといけないですね。
──一番・西川(遥輝)選手、二番・中島(卓)選手、三番・陽(岱鋼)選手と上位打線の関係がすごくいい形で中田選手の打点につながりましたね。
中田 浅い犠牲フライでも、遥輝もタクも勝負をかけてホームにかえってくれるのはありがたかったです。おかげで打点が増えました。
──2013年と比べて本塁打が1本減り、打率も下がった中で、打点が27点増えました。
中田 13年と比べて今年は本塁打の“量産体勢”の時期がなかったので本数が伸びませんでした。打率も本塁打ももっと稼ぎたかったです。
──やはり、ホームランへのこだわりは強いですね。
中田 もちろん! ホームランにはもっとこだわっていきたいです。だから、27本という結果は悔しいですね。
──13年は骨折の影響もあって本塁打王に3本差で届かなかった。本塁打王にチャレンジする気持ちが強くなりましたか。
中田 それはないです。タイトルを取りたい一心で野球をやっているわけではないですから・・・
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