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惜別球人2016

広島・倉義和 引退惜別インタビュー 「頑張れよ」のひと言が力になった

 

リーグVで感じたうれしさと悔しさ


「再び黒田さんとプレーするまでは現役で──」。その強い願いを見事に果たし、現役生活に別れを告げた。しのぎを削る後輩捕手たちへ、チャンスをつかむためのアドバイスを送る。

──今年はコーチ兼任として過ごしましたが、25年ぶりのリーグ優勝をどんな気持ちで見届けましたか。

倉 一番に思ったことは、本当に素直にうれしかったですよ。でも、その次に自分が一軍にいないという悔しさがありました。僕が試合に出ていたときはBクラスばかりだったので、シーズンを通して一軍で、胴上げの瞬間を迎えたかったですね。

──リーグ優勝後の9月25日には引退試合が行われ、黒田投手と9年ぶりにバッテリーを組みましたが、残念ながら試合途中で雨天中止となりました。

倉 記録には残っていないですけど(苦笑)、ああやって受けさせてもらったのはありがたいですね。球団の方にも、監督やコーチにも。黒田さんもCSに向けて真剣勝負で調整している中で、打者1人でも受けさせてもらえてうれしかったですね。

──黒田投手のボールはどう感じましたか・・・

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惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

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