龍谷大平安高優勝で終わった今春のセンバツ。今回はその中から横浜高・高濱祐仁をピックアップしてみたい。
2年夏に当コーナーで取り上げた時点と比べ、採点では0.5点のみの上積みだが、着実に力をつけている。
今ドラフトのトップクラスに位置している右のスラッガーだ。 1年時からチームメート・
浅間大基とともに注目されてきた右の大砲だ。昨夏の神奈川大会、注目左腕・
松井裕樹(現東北
楽天)からバックスクリーン弾を放ったことでさらに名を上げた。勝負の年のスタートなったセンバツでは初回に先制打、劣勢の9回にも追撃打を放ち、その存在感を放っている。
この春の動きを見る限り、まだまだ“眠っている”という印象だ。春先はゲーム数が少ないことも影響しているのだろう。それでも懐が深く、トップを作れて、インパクトでたたける打撃フォーム(9.0点)は完成度が高い。何よりワキがしまっており、今まで以上に球を“とらえる”ことができていた。ヘッドを遅らせるスイングは、木製バットで練習した成果と言えるだろう。こうなると全開の打撃が楽しみである。
球を引きつけられるということが、選球眼(8.5点)の良さにもつながっている。夏から伸びたのはこの部分だ。低めの球もうまく見極められるようになってきた。
内野守備(8.5点)に関しては・・・
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