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Vol.27 大城滉二[立大・内野手]
東京六大学安打記録更新を狙う好打者

 

明大・高山俊(4年・日大三)とともに、高田繁氏(明大、元巨人、現DeNA・GM)の持つ127安打の東京六大学記録の更新を狙っている。東大1回戦で大台の100安打を先頭打者本塁打で決めるあたり、高いポテンシャルを感じずにはいられない。

 打てて守れて走れる大型遊撃手。攻守走で高いレベルにある選手だけに、アマチュアの内野手としてはトップクラスと言えるのではないか。最近では貴重と言える右打者。プロのスカウトも即戦力として評価をする球団も出てくるだろう。

 まずは打撃フォーム(8.0)。構えはバットを高々と掲げる独特な形だが、ムダな力が入ることなく自然体で投手に対している。バットの出方がよく、ミートがうまい印象。ストライクを取りに来る球をセンター中心に打ち返していくタイプ。課題を挙げるとすれば、まだ軸足の右足の使い方が甘い部分もある。もう少し力強さが出てくれば、内角球への対応がよくなるはずだ。



 選球眼(8.0)は両コーナーの見極めが物足りない。甘い球を積極的に打ちにいく姿勢は良いが、追い込まれたり、カウントを整えることが必要な場面で粘り強さを出すためにも、今よりもゾーンの見極めを磨いてもらいたい。

 内野守備(9.0)で言えば、打球に対する・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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