1999年夏に全国制覇へ導いた正田樹(元日本ハム)、東洋大を経て12年にドラフト1位で入団した藤岡貴裕(現千葉ロッテ)と、桐生第一高は左腕が育つ土壌にある。ベテラン指揮官・福田治男監督の下でセンバツでも内池翔の成長した姿が見られそうだ。 上背はそこまでないが、キレの良い球を投げるタイプの左腕。今年は関東地区の高校生では常総学院・
鈴木昭汰、花咲徳栄・
高橋昂也、二松学舎大付・
大江竜聖ら左の好投手がそろうが、甲子園での投球内容次第では評価は上がるだろう。大舞台でどこまで自分の投球ができるか、各球団のスカウト陣はその点にも注目している。気負うことなく、堂々としたマウンドさばきを見せてほしい。
投球フォーム(7.0)では、軸足となる左足にしっかり体重が乗っていないことが目立つ。足を上げてからゆっくり前に出て行く形はいいが、上体が強く、上の力に頼って投げているので、もう少し下半身主導のフォームにすることが必要だ。踏み出した右足が突っ張り気味になるので、体重移動がスムーズにいかない。ただ、左ヒジは柔らかく使える。リリース時の指の掛かりがいい投手と言える。
140キロをなかなか越えてこないので球速は物足りないが・・・
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