長坂拳弥は小、中、高、大学とすべてのカテゴリーで最終学年は主将としてチームを引っ張ってきた。マスク越しには冷静な判断力と広い視野があり、攻撃面でも勝負強さを見せる。攻守両面でチームに貢献できる“捕手らしい捕手”だ。 高校時代から攻守で存在感を発揮していた選手。3年夏の甲子園でも左翼席に大きな一発を放つなど、大舞台でも結果を残してきた。大学では伸び悩んだ時期があったが、上級生になってチームを引っ張る意識が芽生え、プレーにも好影響が出てきたように見える。体はそこまで大きくないが「打てる捕手」として各球団のスカウトはリーグ戦からしっかりチェックしていくだろう。
打撃フォーム(7.5)は変なクセがない。軸足となる右足にしっかり体重を乗せ、センター中心に打ち返すシャープなスイングができる。ヘッドが下がることなく、自分のミートポイントを持っている。ただ、積極性に欠けることがあるので、高校時代と同じように初球からどんどんフルスイングする意識で打席に立ってほしい。
選球眼(7.5)はまだ磨く必要がある。ボール球を見極めることはできるが、甘い球に手が出ないシーンが目立つからだ。捕手らしく、相手バッテリーの配球をしっかり読んで打てるようになれば、バッティングも良くなる。
現時点で言えば捕手守備(8.5)は・・・
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