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林晃汰(智弁和歌山高・内野手) 「完全復帰」の春を待つ超高校級長距離ヒッター

 

左中間が深い甲子園で昨夏、満員のスタンドに一発を放り込んだ。逆方向へ飛ばす力は、昨年のドラフトで1位指名を受けた早実・清宮幸太郎(日本ハム)、履正社高・安田尚憲(ロッテ)に匹敵する。昨秋の“全休”から、センバツでは大会記録の本塁打を虎視眈々と狙っている。
取材・文=谷上史朗、写真=宮原和也

センバツの個人1大会最多本塁打は「3」。故障から復帰する強打・智弁和歌山高の主砲は、大会新記録の5本塁打を目指している


 根尾昂藤原恭大(ともに大阪桐蔭高)、センバツ不出場組にも小園海斗(報徳学園高)。今年の関西にはプロ注目の高校生の好打者がそろう。中でも関係者から「筒香(筒香嘉智DeNA)タイプ」「打力なら文句なし」の声が聞こえるのが林晃汰だ。昨年末、甲子園歴代1位64勝の名将・高嶋仁監督に話を聞いたときには「3発は放り込め、と言うとるんです」とセンバツへ、力強い期待の声が返ってきた。

 後になり「甲子園春3発」は、PL学園高・清原和博(元西武ほか)や星稜高・松井秀喜(元ヤンキースほか)らが作った大会記録と気づき、センバツ決定の日に再び訪ねたグラウンドで高嶋監督にその旨を伝えた。すると「なら・・・

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