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小川龍成(国学院大・内野手) 守備力で魅せる鉄壁のショートストップ

 

国学院大は内野手の“宝庫”である。昨年まで8年で4人がドラフト指名。その共通点は堅実な守備力に勝負強い打撃だ。2020年も有望な遊撃手が控える。
取材・文=小川誠志、写真=矢野寿明

リーダーシップが抜群。高校時代に続いて主将としてチームをけん引する


 安定感ある守備力が武器の遊撃手として、NPBスカウトから注目を浴びている。ディフェンスにおいて自身が最も大事にしていることを、小川龍成は話す。

「まず、一歩目をしっかり切るということをずっと意識してやっています。一歩目が切れれば、自然といいバウンドで打球に入れますし、動きも良くなり、守備範囲も広くなります」

 打者のタイプ、打球方向の傾向、投手の投げる球種、コースなどから打球の方向を読む。過去のデータだけではなく、打者が構えたときの雰囲気や、その打席での体重の置き方などからも打球方向を予測してしっかり一歩目を切る。読みが外れたことは「ほとんどない」という。

 国学院大では1年春からリーグ戦を経験。2年春が飛躍のシーズンとなった。開幕戦から全試合フル出場を遂げ、打率はリーグ3位となる打率4割をマーク。遊撃手でベストナインも獲得した。1年の冬、守備練習に徹底的に取り組んだことが同春の飛躍につながったと話す。

「1年秋のシーズンが終わったあと、監督さん(鳥山泰孝監督)から・・・

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