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少年時代のライバルからバトンを受け取ったロッテ荻野貴司。次に指名したのは社会人時代に同チームで切磋琢磨したあの外野手だ。



1年間、お互いに一軍で活躍する姿を見ていたい!


 小窪も僕も奈良県内のボーイズに入っていて、近くのチームでよく対戦していました。あちらは当時からスーパースター。投手兼内野手で知らない人はいないというくらい大活躍していました。僕はなかなか試合に出られずにいつもベンチから見ていた思い出です。

 大学時代に日本代表の候補合宿で再会したのですが、僕は高校でグンと背が伸びて、体つきも良くなっていたので、印象はかなり違ったと思いますね。一方の小窪はPL学園高でも青学大でもキャプテンを務めていて、やっぱりスーパースター。変わらずにすごい!と思いましたね。

 次に僕がバトンを渡すのは翔(荒波)です。翔とはトヨタ自動車でのチームメート。常に刺激をもらうし、意識し合える存在です。去年のシーズン中にも連絡を取り合ってよく食事に行っていましたよ。翔はお酒がめっちゃ強いんですよ。2人で食べるときはバカ飲みはしないんですけど、社会人のときから強かった。

 話を聞くと、去年はケガもあって不甲斐ないシーズンだったと思っているようです。僕も納得できる年ではなかったので、今年は2人とも良いシーズンだったと言えるように頑張ろう。

 お互いにそうだと思うのですが、1年間一軍で野球をする姿を見ていたいですね。


荻野貴司●おぎの・たかし。1985年10月21日。30歳。右投右打。172cm75kg。奈良県出身。郡山高−関学大−トヨタ自動車−ロッテ10年1位。球界屈指の守備範囲を誇る俊足外野手。
持ち球リレートーク

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NPB現役投手の奥義を大公開! 持ち球の握りを披露しつつ、自らにとって、どんな球種かセルフ解説をする連載。プロの投手から見てスゴイと思う球種を数珠つなぎで展開する。

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