「野球親善大使」の役割を担わされたヤンキース
この連載も、1950年代の半ばまで進んだ。その中間点、55年に来日したのがニューヨーク・
ヤンキースだった。戦後、アメリカのプロ野球チームは、ヤンキース以前に4チームが来日している。49年にサンフランシスコ・シールズ(3A)、51年に大リーグ選抜、53年にニューヨーク・ジャイアンツとロパット・オールスターズ。メンバー的には、ヤンキースの投手、エド・ロパットが率いるオールスターズが断然光っていた。“ホームランプリンス”エディー・マ
シューズ(ブレーブス)、
ビリー・マーチン(ヤンキース)、ヨギ・ベラ(同)、イノス・スローター(カージナルス)、ハンク・サウアー(カブス)と野手はものすごいメンバー。投手もロパット、ボブ・レモン(インディアンス)、ロビン・ロバーツ(フィリーズ)と球史に残る名投手ばかり。
とにかく、マイナーであろうが、メジャーであろうがアメリカのチームならなんでもありがたがる時代・・・
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