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謙虚に、堅実にかつては守備の名手・宮本慎也が守ったポジションが現在はポッカリと空いている。だがその後継者として2年目の谷内亮太が名乗りを上げた。過去2年間一軍で出場したすべてでショートを守っている。緊迫した場面でより光る堅実な守備に、その期待は高まるばかりだ。
取材・構成=阿部ちはる、写真=佐々木譲、内田孝治、佐藤真一、高塩隆

自分が今できる最大限のプレーを


──8月26日の広島戦(マツダ広島)でプロ初本塁打。松山から広島に移動した際の練習で杉村繁コーチからアドバイスを受けたそうですね。

谷内 はい。バットのヘッドが走っていなかったので、走らせるためにはどうすればいいのかを教えていただきました。そのときにヒントをつかみましたね。

──具体的にどのようなアドバイスを受けたのでしょうか。

谷内 自分の中でも当てにいっている感じがあったので、どうしようかなと考えているときに「距離を取って打つように」と言われて、その言葉が自分の中で、しっくりきました。

──すぐに結果に表れましたね。

谷内 ホームランを打てたのはたまたまですけど(笑)。

8月26日の広島戦の4回、相手先発・野村祐輔から左翼席へ3ランを放った。プロ初本塁打に笑顔を見せる谷内


──昨年は6試合の出場でしたが、今年はすでに28試合に出場しています(9月10日現在、以下同)。

谷内 そうですね。でもまだまったく慣れないです。それでも昨年に比べると、まだまだですけど、打撃や守備など少しは対応できているような気がしています。昨年はその場しのぎでやっていた感じでしたが、今年は自分の中で考えながらそれを践できているかなと思います。

──一軍と二軍のピッチャーの違いというのは、どういったところに感じますか。

谷内 細かいコントロールと変化球の精度は違いますね。ただ・・・

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