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岡田彰布コラム

「4.3.1.1システム」の投手起用が効果的やと思う。攻撃は機動力を駆使すれば侍ジャパンは必ず世界一を奪回できる

 

小久保監督は現状の最強メンバーを選んだわ


小久保監督(左から2人目)は現状で最強のメンバーを選んだと思うわ。投手陣は世界で十分通用するし、攻撃では筒香(写真左)を中心に機動力を生かせば世界一奪回はできるはずや/写真は2015年プレミア12=BBM


 時代が違う。オレの若いころ、日の丸を背負って……というような国際大会はほとんどなかった。大学時代、全日本のメンバーに選ばれ、全米チームと戦ったことはあったが、プロに入ってからはない。大学のときにも感じた。日本の代表……の重みというのか。あれはやはり特別やわ。三番・原辰徳(前巨人軍監督)、四番・岡田彰布、五番・小川淳司(現ヤクルトSD)のクリーンアップで臨んだんやが、オールジャパンの誇りというか、責任というか、そら、必死に戦ったことを、今でも思い出すわ。

 のちにクリーンアップの3人がプロに入り、3人とも監督になった……という巡り合わせも手伝い、あの日米学生野球は、オレにとってかけがえのないものとなった。やはり国を代表して……というのは、スペシャルなものなんよね。

 いよいよスプリングキャンプがスタートしたけど、今年、まず注目されているのがWBCよ。3月7日に1次ラウンドの初戦、キューバ戦から始まるわけだけど、その前に壮行試合、強化試合を消化して、本番に向かう日程になっている。今回で4度目のWBC。日本は過去2度、優勝しているが、今回は世界一奪回が大きなテーマになっている。日本野球の底力を見せてほしいし、普通に力を発揮できれば、その可能性は高いと、オレは考えている。

 その代表メンバーがこのほど発表された。小久保(小久保裕紀)監督も相当、悩んだと思うし、想定していたものから、かなり変化もあったに違いない。例えば・・・

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岡田彰布のそらそうよ

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選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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