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ファームで力戦奮闘中! 未来を照らす超新星たち

西武・中山誠吾 迷ったら前へ「『できるまでやればできる』という言葉を胸に抱いています」

 

白鴎大からドラフト6位で入団した中山誠吾。身長190cm、体重100kgと立派な体躯を誇る大型ショートだ。力強いバッティングも武器のルーキーは早くも一軍でスタメンを経験。目標に向かって一歩一歩、進んでいる。
取材・構成=小林光男 写真=山口高明

内野手/1年目/23歳


 突然の一軍昇格だった。5月6日の日本ハム戦(ベルーナ)で源田壮亮が右足を負傷。代わって一軍に呼び寄せられたのが中山誠吾だった。夜に一軍昇格を告げられ、翌7日の同カードに八番・遊撃でスタメン出場。「足が取れそうなくらい、ブルブル震えて緊張しました」。守備で手痛いミスを犯したが、貴重な経験を積んだ。同12日に登録抹消されたが、野球に対する意識はワンランク上がった。

──現在は充実した毎日ですか。

中山 プロのレベルの高さを実感しています。自分に足りないものは多くあるので、それを練習で埋めていく。例えば打撃ではスイングスピード。とにかくバットを振ることを重点的にやっています。

──今日(5月25日、イースタン・ロッテ戦)の試合では3打席凡退後、右翼に伸びる三塁打が飛び出しました。

中山 狙っていない球に対応したんですけど、当てにいった感じでも飛距離が出るようになりましたね。そういった部分では練習の成果が出ていますが、それまでの打席では初球のストレートを打ち切れなかったりしているので、まだまだです。

──一軍では上沢直之投手と対戦。

中山 フォークのキレ味もあってヒットは打てませんでしたが(空振り三振、右飛、捕邪飛)、自分の中では手も足も出ないという感じではありませんでした。ストレートも速かったですが、まったく対応できないというわけではない。すぐにとは言いませんが練習を重ねていけば将来やっていけるのではないか、と。そんなに甘くないのは分かっていますが、絶望したという感じではありませんでした。

──一軍の打者を見て感じたことは?

中山 ソフトバンクの柳田(柳田悠岐)さんの打撃はすごかったです。PayPayドームで体勢を崩されながら・・・

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