プロの扉を開いた運命の日から、もうすぐ1年がたつ。ルーキーイヤーから二軍を舞台に鍛錬の日々を過ごし、167cmと小柄な体で見せた大きな成長。2年目、支配下昇格に向けての“戦い”は、もう始まっている。 取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭、BBM 昨秋のドラフト会議は10月20日に行われた。育成13位で指名を受けたあの瞬間から約1年後。プロの厳しさも感じながら、西尾歩真は「充実した時間を過ごしている」と笑みを浮かべる。今の自分に必要なこと、そして将来に向けて──。日々、取り組む。 ──ドラフト会議からのこの1年は長かったですか。短かったですか。
西尾 (春季)キャンプ中はすごく長く感じていました。でも、シーズンに入ってからは結構あっという間でしたね。
──キャンプ中はどうして長く感じた?
西尾 初めてのことばかりで、何をやるにしてもすごく長く感じて(苦笑)。1日、朝から夕方まで練習。だからなのか、試合だと、逆に一瞬に感じましたね。
──育成選手ながら1年目から二軍で経験を積む中で、アマチュア時代の自身から、何が一番変わりましたか。
西尾 まず、入ってきたときは、1日練習するのもすごくキツかったんです。それもあってか、すぐにケガ(右肩痛)をして、リハビリ組に行って。そこから徐々にではありますが、筋力も上がってきて、動く体力とか、集中力とかも、だいぶついてきたのかなとは思います。
──体力アップ、筋力アップのために取り組んだことは?
西尾 ウエート・トレーニングはもちろんですけど・・・
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