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デーブ大久保コラム

デーブ大久保コラム「長年チームの四番を務めた打者が抜けると打線は厳しい状況になります」

 

ラミレス監督が新四番に指名した佐野。打撃は問題ないですが、支柱的な存在になるにはやはり時間が掛かると思います/写真=BBM


 プロ野球の開幕が再延期になりました。厳しい状況です。楽天で監督・コーチを経験した私としては、野球の力、スポーツの力というものを、東北の人たちに気付かされました。震災と新型コロナウイルスとは少し違いますが、プロ野球が開幕したときには、もう一度、ファンの皆さんや日本の人たちに野球の力を感じてほしいと思います。

 そのためにも選手には、全身全霊で野球に取り組んでほしいです。彼らにできることは野球しかない。その野球でファンを喜ばせるためにも、この開幕延期期間をしっかりとした練習期間にしてほしいです。

 先週号では、私の師匠でもある中畑清さんと、今季の順位予想対談をやらせてもらいました(対談記事は→こちら)。その中で説明が足りなかった部分を今回、補足します。セ・リーグでは4位のDeNAや5位のヤクルトについて詳しい話をしていませんでした。

 ここで、その理由についてお話しします。なぜDeNAとヤクルトが4、5位なのかと言いますと、やはり四番の抜けた穴は大きいと思うからです。DeNAの四番とは、レイズに移籍した筒香嘉智のことです。昨季二番も打ちましたが、やはり彼はDeNA打線の大黒柱でした。

 その穴を埋めるのに、ラミレス監督は佐野(佐野恵太)を指名しました。筒香は精神的支柱でもありました。というか・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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