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デーブ大久保 さあ、話しましょう!

デーブ大久保コラム「監督をベンチで孤独にさせてはダメです。編成はもう一度戦略を練る必要があるかも」

 

最終決断をするのはすべて監督ですが、その前に選択肢の幅を広げてあげるのはコーチの務め。巨人のコーチ陣にはもうひと踏ん張りしてほしいです[写真=高原由佳]


 試合中、ベンチの中で遠くを見たり、ひとりで悔しがったりする光景を最近はよく目にするようになりました。巨人の原(原辰徳)監督です。今年は本当に厳しいシーズンの戦いを続けています。2年連続で首位に大きく差をつけられてしまっています。

 2年連続でといえば、巨人は一昨年、日本シリーズでソフトバンクに2年続けて0勝4敗というスイープを喫しました。そのときの負け方によく似た負け方が続いています。

 これは采配が云々ではなくて、編成の問題だと私は思っています。私は編成も担当しましたし、1年間だけでしたが一軍の監督も経験させてもらったからこそ分かる部分です。多分、原監督は現在ひとりで戦っている感じだと思います。

 というのも監督というのは視野を360度、ときには720度を見渡しているものです。攻撃のときも守備のときもずっといろいろなことを考えています。それだけ視野を広げていますが・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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