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プロ野球デキゴトロジー/4月2日

札幌ドームでの初の本拠地開幕戦で日本ハム勝利【2004年4月2日】

 

開幕戦で勝利を飾り、日本ハムナインがマウンドに集まる。外は雪景色だった



 プロ野球の歴史の中で、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は4月2日のパート2だ。

 2017年は、3月31日の開幕で行われた日本ハム─西武戦だが、さかのぼれば04年4月2日、札幌ドームを本拠地にして初の公式戦も同カードだった。ただし、このときの日本ハムは、3月27日に開幕で大阪ドームでの近鉄戦、ヤフーでのオリックス戦と、すでに5試合を終えていた。

 前年までの本拠地・東京ドームから北海道の札幌ドームに本拠地を移し、球団名を北海道日本ハムファイターズに変えた。さらに、さらに目玉となったのが、米球界から復帰した新庄剛志、SHIINJO(以下新庄)だ。天性の明るさと独特の言語能力を持った新庄は新天地の主役にふさわしかった。

“目をいっぱいあけて、はなをピクピクさせて、たくさん空気をすって「がんばれ」っておうえんするよ。ようこそ、わたしたちのすむほっかいどうへ うれしいな(抜粋)”という球団を歓迎する作文を書いた佐藤光波さん(当時小学2年生)の始球式で幕を開けた試合は、打線が西武のエース・松坂大輔(現ソフトバンク)を攻略、投げては先発・金村暁の好投もあって4対1の勝利となった。

 お立ち台で金村は「なまら最高です!」と絶叫。球場の雰囲気は最高潮になる。同年は3位、その後、06年に北海道初の優勝。優勝争いの常連となっていく。

 サッカーと野球が併用できる斬新な新時代球場と言われた札幌ドームだが、いま新球場への移転話が進んでいる。時代の流れは早い……。

写真=BBM
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