週刊ベースボールONLINE

日本選手権大会レポート

日本選手権8日日! JABA公式サポ・成田沙耶加の熱視線!「日本新薬・板倉健人 ウォーミングアップから全員野球で“泥臭く”」

 

11月2日から京セラドームで開幕した第43回社会人野球日本選手権大会。週刊ベースボールONLINEでは、日本選手権大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は成田沙耶加さんです。

叫んでいた内容は……


ウォーミングアップから先頭に立ちチームを盛り上げる板倉


「“泥臭く”――。ウチがどんなチームか聞かれたら全員こう答えます」

 そう話してくれたのは日本新薬の選手たちです。

「一人ひとりの能力が高くないので自分たちはとにかく全員野球で戦います」と試合前にとても元気に意気込みを語ってくれました。

 その泥臭い全員野球がウォーミングアップから見られるとうかがい、グラウンドで見学させていただくと……雄叫びとも言えるような大きな声が。今大会の出場チームで一番と言えるくらい元気で迫力のあるウォーミングアップが行われていました。

 そして、そのウォーミングアップで人一倍、大きな声を出してチームを鼓舞する中心人物がいました。

 板倉健人選手です。11月9日、日本通運戦に1対0で勝利した後、板倉選手にお話をうかがうと「あのダッシュは声を出して気持ちを1つにするために、3年前くらいから始めました」とのこと。

 さらに大きい声で叫んでいた内容をうかがうと「“もも上げ”“バック走”“魂の雄叫びダッシュ”というメニューがあって基本的にはそれを叫んでいます! たまに変顔したり、自分でもわけが分からないことを言っちゃうんですけど、それでみんなが笑ってくれて全員野球につながれば」と面白おかしく話してくださいました。

 実際にチームにいい影響をもたらしていて、緊張しやすいという大畑建人選手もいつも板倉選手に助けられているそうです。

「ウォーミングアップが試合に生きたと思う。次の試合も声を出して盛り上げて、一戦一戦泥臭く戦っていきたい」(板倉選手)

 泥臭く全員野球でつかんだ準々決勝への切符。日本新薬の野球はグラウンド入りから目が離せません。

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明


なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング