これは16日のサヨナラ満塁弾
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は4月30日だ。
限られた戦力の中で必死の戦いを見せる千葉
ロッテの
井口資仁監督。2009年は、現役時代の井口監督がメジャーからロッテで日本球界に復帰した1年目だった。
まず見せたのが、4月16日の
楽天戦(千葉マリン)だった。10回裏一死満塁でサヨナラ本塁打。井口にとっては、ダイエー時代の99年9月8日のロッテ戦以来のサヨナラ満塁弾だ。1人で2本のサヨナラ満塁弾は史上5人目、パのみは井口が初だった。
さらに4月30日、
オリックス戦(千葉マリン)でもサヨナラ弾。左太もも痛の影響で4試合ぶりの先発出場で4打席まで凡退が続いたが、延長11回裏無死一、二塁から逆風をものともせず、センターに運んだ。パのサヨナラ弾月間2本は史上10人目だった。
「外野が前進していたので、頭を越せばいいと思っていた。最低でも進塁打と思って、右方向の意識があったんですが、まさか入るとは……。最後の最後でいい形で打てました」
患部は全治3週間の診断で、まだ守備には就けないが、「打撃は問題ない。出られる以上はプレーしたい」ときっぱり言い切った。
写真=BBM