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都市対抗大会2次予選リポート

20安打13点で勝利も三菱日立パワーシステムズが目指すのは「守りの野球」/JABA公式サポ・成田沙耶加の熱視線!

 

第89回都市対抗野球大会の2次予選が全国各地で行われている。週刊ベースボールONLINEでは、都市対抗2次予選にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は成田沙耶加さんです。

都市対抗野球で優勝するために


三菱日立パワーシステムズ・後藤隆之監督


 5月27日、横浜スタジアムで三菱日立パワーシステムズがJX-ENEOSを20安打13点で下し、都市対抗出場を決めました。

 後藤隆之監督に都市対抗の目標をうかがうと「昨年ベスト4だったので、もちろん優勝」と話してくださいました。

 しかし、後藤監督が都市対抗で優勝するために目指す野球は、持ち味の「打撃の野球」ではなく、「守りの野球」とのこと。

 その理由をうかがうと、「最近は大量失点をすることが多くて。都市対抗は5試合勝たないと優勝できないので、試合持たせるために投手力が必要。投手力をつけ、最少失点に抑えることを心がけていきたい」と話してくださいました。

三菱日立パワーシステムズ・本多裕哉投手


 そして、監督の話す「守りの野球」に必要不可欠なのが、この試合、3回途中から登板した本多裕哉投手です。

 昨年の都市対抗西関東2次予選の代表決定リーグ、相手は今回と同じJX-ENEOSでした。その試合でも同点の7回から登板し、スコアボードにゼロを並べて延長12回までの6回を無失点で抑え勝利に貢献しました。

 ただ、本多投手にとって満足のいく投球ではなかったそうで、今回の試合は「今年こそは」という思いで全力投球したそうです。

「緊張したけど、1つアウトを取ったらほぐれてきた。今回も完全にいい投球とは言えないけど、とりあえず勝てて良かった。都市対抗に向けて、球種の精度を上げていきたい」と話してくださいました。

 そんな本多選手は「真っすぐとスライダーに自信があるので見てほしい」と都市対抗に向けてアピールポイントも語ってくれました。

 都市対抗では、三菱日立パワーシステムズの打撃だけではなく守りの野球に注目です。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル

PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明



なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。

とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。
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