週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は7月9日から7月22日の期間だ

3試合連続決勝打

　今回はオールスター前の９日から22日までのベストナインと、少し長い期間となる。試合数はそれぞれ違うが、MIPは最多タイ17安打のこの男とした。
　20日からの中日戦では3試合連続本塁打と勝利に貢献。期間内で打率は5割、5本塁打、4盗塁。通算では打率.307、22本塁打、21盗塁で3度目のトリプル3も視野に入ってきた（本塁打はリーグ最多タイ、盗塁は最多）。
　悩める天才打者がついに完全に復活だ。

セ・リーグ週間ベストナイン

［投手］
C.C.メルセデス（巨人）
期間内／試2勝2敗0防0.00
※育成から支配下登録後２試合に登板し、いずれも無失点勝利。

［捕手］
伊藤　光（DeNA）
期間内／打19安6本1点4盗0率.316
※オリックスから移籍後、すぐスタメン起用。慣れないリーグで攻守に奮闘。

［一塁手］
ビシエド（中日／5回目）
期間内／打32安12本2点10盗0率.375
※7月に入り打撃好調を維持。10日ＤＢ戦では2本塁打6打点。

［二塁手］
山田哲人（ヤクルト）
期間内／打34安17本5点8盗４率.500
※安打、本塁打、盗塁を量産し、トリプル3に突き進む。

［三塁手］
マギー（巨人／3回目）
期間内／打40安15本5点16盗0率.375
※期間内9試合で全試合安打。6試合マルチで16打点と荒稼ぎ。

［遊撃手］
京田陽太（中日／3回目）
期間内／打37安15本2点7盗2率.405
※期間内全試合安打、マルチ5回。二塁打2、三塁打1で長打率.676。

［左翼手］
バレンティン（ヤクルト／5回目）
期間内／打36安12本3点10盗0率.333
※リーグ最多の打点はすでに74に。期間内の得点圏打率も.538と乗ってきた。

［中堅手］
桑原将志（DeNA／2回目）
期間内／打38安17本3点7盗2率.447
※期間内全試合安打、マルチ5回。20日にはサイクルヒットも記録。

［右翼手］
ソト（DeNA／3回目）
期間内／打34安12本４点9盗0率.353
※期間内４本塁打、9打点。18日Ｓ戦は先制打含む2打点。

パ・リーグ週間ベストナイン

［投手］
有原航平（日本ハム）
期間内／試2勝2敗0防0.56
※リリーフから先発復帰し2戦目は自責0の完投勝利。

［捕手］
嶋　基宏（楽天／2回目）
期間内／打23安9本0点４盗0率.391
※７月に入り.324と打撃好調。リードでも投手陣引っ張る。

［一塁手］
井上晴哉（ロッテ／4回目）
期間内／打31安13本3点12盗0率.419
※6月からの打撃好調を継続。９四死球で出塁率も.537と高い。

［二塁手］
浅村栄斗（西武／7回目）
期間内／打37安13本5点13盗0率.351
※18日H戦では3安打5打点。21日には2打席連続弾も。

［三塁手］
中村剛也（西武／2回目）
期間内／打34安10本5点7盗0率.294
※まだムラはあるが、らしいホームランが増えてきた。

［遊撃手］
源田壮亮（西武／6回目）
期間内／打37安13本1点6盗2率.351
※11日には新人開幕からの連続フルイニング出場の長嶋超えも果たす。

［左翼手］
吉田正尚（オリックス／6回目）
期間内／打27安10本３点９盗０率.370
※四番打者として好調を維持。17日から5試合連続打点。

［中堅手］
西川遥輝（日本ハム）
期間内／打34安13本2点8盗2率.382
※期間内3試合に無安打あるが、9、10日の2試合で8安打7打点。

［右翼手］
ペゲーロ（楽天／5回目）
期間内／打26安10本0点3盗0率.385
※爆発力はまだだが、得点圏打率は.667。18日Ｍ戦は2安打で勝利に貢献。

［指名打者］
福浦和也（ロッテ）
期間内／打14安６本0点１盗0率.429
※代打でも結果を出しながら2000安打に着実に進む。

写真＝BBM