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パ・リーグ6球団タイトル争い事情は?

 

シーズンは後半戦に突入していくが優勝争い、CS争いとともに注目されるのがタイトル争いだ。打率、本塁打、打点、最多勝、防御率……パ・リーグ6球団のタイトル争い事情を見ていこう。(記録は7月29日現在)。

福岡ソフトバンクホークス



 平成最後のシーズンで球史に名を残すかもしれない。柳田悠岐はここまで、打率.355(リーグ1位)、24本塁打(リーグ2位)、67打点(リーグ5位)と“三冠王”を射程圏内にとらえている。今季は前半戦「試行錯誤しながら“これや”っていう感じで、ずっとハマっていない」と語っていたが、その中でもしっかりと数字を残してきた。頸椎(けいつい)捻挫で直近4試合は欠場したが、7月31日の西武戦(メットライフ)から復帰予定。柳田自身この4試合も出場したくてうずうずしていただけに、そのうっぷんを晴らして、タイトル争いをさらに面白くしてくれるだろう。

埼玉西武ライオンズ


西武・山川穂高


 首位を行くチームらしく、各部門でタイトル争いを繰り広げている。昨年の首位打者、秋山翔吾は首位打者、最多安打が視界に入る。2015年以来の200安打ペースも保つ。盗塁も源田壮亮が27個をマークし、日本ハム西川遥輝に1個リードしてトップに立つ。昨年は2個差で同級生の西川にタイトルを奪われただけに、今季は是が非でも手中に収めたい。さらに、四番の山川穂高が本塁打、打点でリーグ2冠。打点は2位に浅村栄斗もつけている。三、四番が切磋琢磨すれば、チームの10年ぶりの優勝もより近づく。多和田真三郎は10勝をマーク。ロッテボルシンガーとは2勝差だけに、タイトルも夢ではない。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 7月29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で完投勝利を収め、今季9勝目をマークした岸孝之。勝利数ではパ・リーグ4位タイにつけており、防御率、勝率ではロッテのボルシンガーに次ぐ2位。そして特筆すべきは奪三振数。このタイトルは同僚の則本昂大が2014年から4年連続で獲得しているが、先のソフトバンク戦で7個の三振を奪い、計118奪三振でトップの則本と並んだ。これまで岸がシーズンで手にしたタイトルは14年の勝率第一位投手のみだが、プロ12年目の今季、投手タイトル総ナメの期待がふくらんでいる。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・近藤健介


 ハイレベルな争いすら楽しむかのように、チームが誇るヒットメーカーが安打を量産している。初の首位打者獲得に向け、近藤健介のバットがふたたび火を噴き始めた。後半戦に入ってから打撃絶好調で打率も3割4分台をキープ。ソフトバンクの柳田悠岐、西武の秋山翔吾との三つ巴の戦いを演じながらも「いまはボールも良く見えていますし、今年は開幕前からずっと首位打者を獲るんだという気持ちでやっている」と自信ものぞかせる。タイトル獲得のボーダーラインは3割5分。あの大谷翔平も「近藤さんのバッティングは天才」と認めた才能を持ってすれば、さらにその上の数字も狙える可能性は十分に秘めている。

オリックス・バファローズ



 リーグトップの23セーブを挙げている増井浩俊だが、7月25日、26日の西武戦(メットライフ)では2試合連続で敗戦投手に。制球に苦しみ「もうチームには迷惑をかけられない。修正しないと」と反省の弁を口にした。ただ、それまでは大車輪の活躍。5月2日からは19試合連続無失点と欠かせぬ存在なのは確か。掲げる「自己最多40セーブでタイトル獲得」へ。守護神が安定してセーブを積み上げることが、借金生活に逆戻りした苦しいチームを救う。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・ボルシンガー


 タイトル候補が複数いることが、チームが上位争いを繰り広げられている要因でもある。筆頭はボルシンガー。勝利数、防御率、勝率でリーグをけん引する。石川歩も防御率をはじめ、いずれも圏内と言っていいだろう。攻撃陣では中村奨吾が盗塁数でトップに接近しているが、成功率は低い。精度という点で盗塁王には届かないか。井上晴哉は6月以降の爆発力を維持できれば、打点王争いに食い込める。そしてルーキーの藤岡裕大。開幕から遊撃でスタメン出場を続ける新人王候補だ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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