左から渡辺GM、ベアード氏、居郷社長
西武5月4日、ニューヨーク・メッツとパートナーシップ契約を締結することを発表した。
これは西武の戦略テーマに基づいて行うもので、「チーム/育成の強化」では、スカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有すること、コーチやスタッフをメッツに派遣することなどを行う。また、「ボールパーク化と施設活用」および「野球/スポーツの振興強化」では、スポンサーの満足度向上を目的とした各種施策やマーケティングなどに関する情報共有、野球を通じたスポーツ振興に関するノウハウを共有するなどビジネス面でも活用していく。
詳細は以下。
■パートナーシップ契約の内容
(1)スカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有
両球団でスカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有することで、チーム編成、チーム戦略に役立てていく。
(2)人材派遣
球団のコーチやスタッフをメッツの春季キャンプや教育リーグへ派遣し、コーチング技術やメディカル・フィジカル面、選手育成などに関するノウハウを学ぶ。
(3)事業面でのノウハウの共有
スポンサーの満足度向上を目的とした各種施策やマーケティングなどに関する情報の共有、両国における野球を通じたスポーツ振興に関するノウハウを共有し、野球競技者人口の増加を目指していくなど、ビジネス面全般で活用していく。
◎居郷肇球団社長コメント
「ニューヨーク・メッツとパートナーシップ契約を締結できることを大変うれしく思っております。この締結により、毎年ファンの皆さまと秋には喜びを分かち合うことができるきっかけになると確信しております。またビジネス面を強化していくうえでも大変心強いパートナーです。さらに、野球を通じたスポーツ振興に関するノウハウを共有していくことで、野球競技者人口が減少しているという大きな課題の解決にも繋がればと考えております」
◎
渡辺久信GMコメント
「メッツとパートナーシップ契約を締結することで、今後、コーチやスタッフの成長にもつながり、毎年優勝争いができるチームになると強く期待しています」
◎アラード・ベアード メッツGM補佐コメント
「西武ライオンズとパートナーシップ契約を締結できることを大変うれしく思っています。この締結により、私達の視野をより広げていくこと、またグラウンド内外でお互いからさまざまなことを学ぶことができるようになります。お互いの知識と文化を融合させていくことは、メッツとライオンズの双方がチャンピオンチームを目指すうえでの助けになると考えております」
写真=埼玉西武ライオンズ提供