高校時代、センバツ甲子園でも戦った大谷と藤浪の対決がプロでも実現
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2013年5月26日だ。
この日、行われた交流戦、
阪神対
日本ハムで前年センバツ以来となる
大谷翔平(日本ハム)と
藤浪晋太郎(阪神)の対決が実現した。
4万6512人が集まった甲子園。大谷は2回の第1打席は左飛に倒れたものの、見せ場は4回に到来した。146キロの外角直球を左前に運ぶと、緩慢な守備のスキを突き、俊足を生かして二塁を陥れた。5点ビハインドの状況で「流れが悪かったので」と試合展開を読み、チームを鼓舞するビッグプレーとしてあえて狙った。
6回にも右中間へ二塁打。試合は1対7と大敗したが、藤浪から3打数2安打と圧勝といっていい結果、内容で聖地のファンを敵味方なく酔いしれさせた。しかし、大谷本人は「個人的には2本打ったけど、勝たないと意味がない」とさらりと流した。
写真=BBM