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安居院勇源[小山台]磨きかかった投球センス/東東京注目プレーヤー

 

7月6日に高校野球東東京大会の開会式が行われる。果たして、甲子園の切符をつかむのはどのチームか。熱戦の主役となるであろう、注目選手をクローズアップする。

小山台・安居院勇源


安居院勇源(あぐい・たけもと)
2001.12.26生/169センチ74キロ/右投右打/3年

 板橋・赤塚三中では速球派のエースとして都大会ベスト4。強豪私学からも声が掛かった逸材だった。ただ入学時は64キロとまだ中学生の体。それが現在は74キロ。がっしりした下半身が際立ち、マウンドに立つと大きく見える。

 持ち味は回転がいい最速136キロのストレートとスライダー。2014年春のセンバツに出場したときのエースで、中大でも活躍した伊藤優輔(三菱日立パワーシステムズ)の指導で投球センスにも磨きがかかった。

 安居院と書いて『あぐい』と読む。これも珍しいが、勇源(たけもと)という名も珍しい。安居院は「まず、そうは読んでもらえません」と笑う。夏は神宮で、そして甲子園で躍動し、安居院勇源の名を知ってもらうつもりだ。

文=上原伸一 写真=BBM
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