7月6日に高校野球西東京大会の開会式が行われる。果たして、甲子園の切符をつかむのはどのチームか。熱戦の主役となるであろう、注目選手をクローズアップする。 宮崎恭輔(みやざき・きょうすけ)
2001.5.31生/181センチ90キロ/右投右打/3年
強肩強打を誇る攻守の要。中学時代は強豪・海老名リトルシニアで、全国大会で上位に進出して豊富な経験を積むとともに、小技も上達。昨年12月にキューバへ遠征した東京都選抜では、他校の選手たちと寝食をともにし、さまざまなものを吸収した。特に「ミスをした後にどう切り替えるか」という部分が長けた東海大菅生の選手たちから大きな刺激を受けた。
春は2回戦で2本塁打を放ったことで、3回戦以降は相手からの警戒が強まり、思いどおりの打撃ができなかった。「自分がもっと打てば、楽な展開で試合ができたはず。警戒されても打ちたい」と雪辱を誓う。
捕手としても「投手の負担を減らせる配球をしたい」と話すように、攻守でチームをけん引していく覚悟だ。
文=高木遊 写真=BBM