1996年、決勝に進出した熊本工
7月25日、熊本工が6年ぶり21回目となる甲子園出場を決めた。
熊本工は1934年、37年に甲子園準優勝。戦後は70年代半ばまで夏の出場から遠ざかったが、76年に37年ぶりの出場を決め77、82年には8強と復活。96年は3度目の準優勝と県勢初優勝に迫った。計21回の出場は県勢最多、甲子園通算29勝は九州勢最多だ。
県勢初出場は25年の熊本商で、翌26年にも出場。その後は連続出場したチームがなく、50年4強の済々黌や、64年の開幕戦で延長18回引き分け再試合の末に敗れた八代東、熊本などがしのぎを削った。
80年代には鎮西が2度の4強進出と躍進した。平成では九州学院が5度出場し、2010年には47年ぶりの8強入り。城北も4度出場した。16年に春夏連続で4強に進んだ秀岳館は翌17年も初戦を突破している。
【熊本 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位 熊本工 21回 2019年
2位 九州学院 8回 2015年
3位 濟々黌 7回 2012年
4位 鎮西 4回 1984年
4位 城北 4回 2014年
6位 秀岳館 3回 2017年
6位 八代東 3回 2007年
6位 熊本商 3回 1960年
9位 文徳 2回 1997年
9位 熊本 2回 1955年
9位 東海大星翔 2回 2018年
12位 熊本西 1回 1985年
12位 専大玉名 1回 2011年
12位 必由館 1回 2003年
※年度は直近出場年
写真=BBM