7月30日、宇和島東が9年ぶり9回目の夏の甲子園出場を決めた。

　1950年代までは松山商の独り舞台。戦前は夏の甲子園に11度の出場で35年の優勝など4強以上が5度。戦後も50、53年に優勝し、いつしか「夏将軍」と呼ばれるようになった。

　その後は59年優勝の西条や3度の4強を誇る今治西、75年準優勝の新居浜商などの台頭を許しながらも、69年には延長18回引き分け再試合の決勝を制して4度目の優勝。80年代にも川之江や宇和島東の躍進をはね返し、86年の準優勝など健在ぶりを示した。

　平成でも96年に優勝したが、2001年の4強を最後に甲子園から遠ざかっている。通算60勝は歴代3位だ。

　21世紀は済美が6度出場。初出場で春夏連覇に迫った04年の準優勝や18年の4強など県勢3位タイの通算12勝を挙げている。

【愛媛 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位　松山商　26回　2001年

2位　今治西　13回　2015年

3位　宇和島東　9回　2019年

4位　済美　6回　2018年
4位　西条　6回　2009年

6位　川之江　5回　2002年

7位　新居浜商　2回　1979年
7位　今治南　2回　1967年

9位　松山東※　1回　1933年
9位　南宇和　1回　1980年
9位　小松　1回　2014年
9位　丹原　1回　2000年
9位　松山聖陵　1回　2016年
9位　八幡浜　1回　1958年

※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※松山中

写真＝BBM