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セ・リーグ6球団 外国人選手事情は?

 

チームに欠かせない外国人選手。その働きぶりがチーム成績に直結するが、今オフにも各球団は新外国人選手をしっかりと獲得している。果たして、外国人選手の現状は? セ・リーグ各球団を見ていこう。
※12月16日現在

読売ジャイアンツ


巨人パーラ(写真=Getty Images)


 FA戦線で大惨敗を喫したこともあり、積極的な助っ人補強を行っている。今季在籍した一軍戦力からはS.マシソン投手が引退し、T.ヤングマン、R.クック、S.アダメスの3投手、C.ビヤヌエバ内野手(日本ハムへ移籍)、J.マルティネス内野手、A.ゲレーロ外野手との契約を延長せず。今季8勝のC.C.メルセデス投手、途中加入で8セーブを挙げたR.デラロサ投手のみの残留(育成を除く)となったが、ここにメジャー通算1312安打のG.パーラ外野手(前ナショナルズ)、最速167キロのT.ビエイラ投手(前ホワイトソックス)、今季韓国で17勝のA.サンチェス投手(前韓国/SK)と立て続けに契約した。今後も野手1人の獲得がウワサされ、外国人枠の都合もあるが、メルセデス、サンチェスが先発、ビエイラが中継ぎ、デラロサが抑えで、パーラは岡本和真の後を打つ五番を期待され、左翼または一塁での起用が濃厚だ。

横浜DeNAベイスターズ


DeNA・ソト(写真=BBM)


 育成を含めると所属外国人は9選手と、近年になく大所帯となる。まず、投打の中心となる4選手が残留を決めたのが、チームとしてはプラス要素。打者では、2年連続の最多本塁打のタイトルを獲得したソト内野手、昨年31本塁打を放ったベテランのロペス内野手がそろって契約を延長。投手では、ブルペンを支えるエスコバー、パットンが来季もベイスターズでプレーすることが決まった。加えて、新たにメジャー通算33本塁打のタイラー・オースティン内野手(前ブリュワーズ)、今季34で10勝の右腕マイケル・ピープルズ投手(前インディアンス3A)と契約を結んだ。さらに育成でも2選手(育成、合計3選手)を獲得するなど戦力の拡充に余念がない。当然ながら外国人枠「4」をめぐる競争も激しそうだ。

阪神タイガース


阪神ボーア(写真=Getty Images)


 来季の四番打者構想に入っている左の大砲、ジャスティン・ボーア内野手(前エンゼルス)と正式に契約。一塁を守ることになりそうだが、今季、そのポジションを守ったマルテ内野手とも再契約を結んでおり、2人でそのポジションを争うことになりそうだ。先発ではメッセンジャーの引退を受けて、196センチの長身ながら制球力に定評があるジョー・ガンケル投手(前マーリンズ3A)と1年契約を結んだ。さらにガルシアとも再契約し、左右の先発でメッセンジャーの穴を埋めることになる。リリーバーのジョンソン、ドリスとの再契約は難しい状況になっており、ここは新しい助っ人を探している状況だ。

広島東洋カープ


広島ホセ・ピレラ(写真=Getty Images)


 2019年は、投手6人、野手3人を支配下登録していた広島だが、うち、レグナルト、ヘルウェグ、ローレンスの3投手、サンタナ内野手とは契約を更新せず。新たにDJ・ジョンソン(前ロッキーズ)、テイラー・スコット(前オリオールズ3A)の2投手、ホセ・ピレラ外野手(前フィリーズ)と契約、現状は投手5人、野手3人だ。外国人枠は19年同様、投手3、野手1の形が濃厚だが、投手ではK.ジョンソンとフランスアが当確、新外国人2人のうち、セットアップに適材と判断されたほうが残り1枠か。野手は、昨季ドーピング検査で陽性となったバティスタ外野手の契約が白紙で、それ次第だが、ピレラは内、外野がこなせ、ポジションはキャンプで判断となるか。

中日ドラゴンズ


中日・マルティネス(写真=BBM)


 レンジャーズと2年契約を結んだロドリゲス投手(2019年は最優秀中継ぎ賞を受賞)の流失は痛いが、その他の助っ人は残留予定だ。複数年契約中の主砲・ビシエド内野手はもちろん、今季は故障もあったが、勝負強いスイッチヒッターのアルモンテ外野手の残留も決定した。8勝を挙げた左腕・ロメロ投手も新たに契約を結び直したのも大きい。ただ、中継ぎとして成長を見せたR.マルティネス投手は微妙な状況。キューバからの派遣選手であり、与田剛監督が直接同国にわたって残留を要請したが、最終決定権のあるキューバ政府からの明確な回答はない。一方で、ブルペン強化に向けては左腕のルイス・ゴンサレス投手(前オリオールズ3A)を獲得。メジャー経験はないが、与田監督自ら目をつけたというだけに、新助っ人には大きな期待がかかる。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルトマクガフ(写真=BBM)


 9年間所属した主砲・バレンティン外野手の退団が決まり、新たに加わるのはメジャー通算1367安打のアルシデス・エスコバー内野手だ。ロイヤルズ時代の2015年にワールド・シリーズを制し、ゴールドグラブ賞も受賞。手薄な遊撃、三塁を埋める存在となりそう。さらにオリオールズからFAとなったメジャー通算4勝を挙げた大型右腕のガブリエル・イノーア投手も獲得。チームの弱点とも言える先発強化の実現が期待される。中継ぎでは今季65試合登板のマクガフ投手は残留するが、68試合登板の左腕・ハフ投手は退団となった。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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