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タイで「野球普及」の後押しに。同国初の野球専門トレーニング施設が完成

 

タイ初の野球専門トレーニング施設「Besides Sports(ビサイズスポーツ)」


「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はタイの首都・バンコクに完成した同国初の野球専門トレーニング施設についてお話させていただきます。

 先月、タイで子どもたちに野球を教える指導者、トレーナーを対象にしたトレーニングの講座を開きました。タイはサッカー、セパタクロー、ムエタイが盛んで野球はまだまだ普及していないのが現状ですが、タイに駐在している日本の企業の社員の方々はチームを作って活動してタイの人たちも参加するなど徐々にですが認知度は高まっています。

 今年12月には首都・バンコクに同国初の野球専門トレーニング施設「Besides Sports(ビサイズスポーツ)」が完成。元高校球児で現地に移住した青山功氏がタイの子どもたちに野球の素晴らしさを知ってほしいという思いで約30年という時間を野球指導に費やし、その熱意に心を動かされた日本人企業家である萱沼利幸氏が自身の私財を投資して建てました。その熱心な思いには頭が下がりますし、同じ日本人として誇りに感じます。

 建物は4階建てになっていて、2階には最新のバッティングマシンを使った打撃練習場、3階はウエートトレーニング場、4階は芝が敷き詰められて空調の効いた室内練習場になっています。実際に現地に行きましたが、日本でもこのような立派なトレーニング施設はなかなかないと思います。

 タイ出身のプロ野球選手には西武佐野泰雄選手がいますが幼少期に日本に移り住んでいるため、タイで生まれ育って日本でプロ野球選手になった例は今までありません。セパタクローで世界最強と呼ばれていますが、映像を見るとタイ人の身体能力の高さには驚かされます。

 1人でも多くの子どもたちが野球に興味を持ってくれて続けてくれれば、大化けする可能性は十分にあると思います。同施設のコンセプトは「タイからプロ野球選手を輩出する」。いつの日か、この施設で野球に取り組んだ子どもが日本のプロ野球で活躍したら最高ですね。

文=インプレッション・平尾類 写真=BBM

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