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DeNAの新外国人・オースティンは本物?「筒香より脅威」の声も

 


 DeNAの新外国人タイラー・オースティンの評価が急上昇している。2月16日の巨人との練習試合で2年目左腕・高橋優貴から2打席連続アーチ。同月24日のオープン戦・日本ハム戦では斎藤佑樹のスライダーをレフトスタンドへ運んだ。外国人のシーズン前の実戦での結果は当てにならないという声もある。相手チームも公式戦に備えて新戦力の特徴をつかむため、投手にいろいろなコースや球種を投げさせて、打席での傾向を探っている部分はあるだろう。まだ数試合の実戦で評価をするのは難しい。

 ただ、他球団のスコアラーは驚きを口にした。「選球眼がいいんですよね。メジャーでの映像を見ると、外角に弱いかなと思ったけどきっちり見極める。もう少し粗いイメージがあったんですがミスショットせずにきっちり打つ。筒香(嘉智)の穴を埋めるために入ってきましたが、より脅威になる可能性がある。要警戒です」。

 オースティンは日本球界で成功した良きお手本がいる。2017年オフにテスト入団で加入したネフタリ・ソトは18、19年と2年連続本塁打王を獲得。来日8年目で選手の人望が厚いホセ・ロペスも日本野球を熟知している。ソト、ロペスと2人の兄貴分の存在は日本で成功する上で大きな手助けになるだろう。

 もちろん日本球界で活躍するのは容易ではない。過去にも元ロッテジミー・パラデスマット・ダフィー、元阪神中日イバン・クルーズ、元ソフトバンクブライアン・ラヘア、元オリックスブライアン・ボグセビックはオープン戦で好成績を残したが、シーズンでは配球が変わった投手への対応に苦しみ、本来の力を発揮できずに日本を去った。

 メジャー通算33本塁打のオースティンには昨オフに数球団が獲得に興味を示したが、ある球団の編成担当は「衝突するような打ち方で速い球には強いが緩急にもろい」と指摘していた。今後は課題も出てくるが、どのように対応するかも日本野球で成功する上で重要なカギとなる。まだ28歳と若いのも大きな魅力だ。「恐怖の二番打者」でジャパニーズドリームをつかんだとき、DeNAは1998年以来22年ぶりのリーグ優勝にグッと近づくだろう。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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