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直球系で約8割の三振を奪う広島・森下暢仁。巨人打線相手でも直球系が生命線

 


 首位を走る巨人に対して、どのようなピッチングを見せるか。7月31日、東京ドームでの巨人戦。広島の先発マウンドに立つのはドラフト1位ルーキーの森下暢仁だ。今季、森下は4試合に登板し、2勝1敗、防御率2.36と堂々たるピッチングを披露しているが、巨人戦に先発するのはプロ入り後初めてになる。

 最速154キロのストレートにカットボール、カーブ、チェンジアップを駆使して打者を抑え込む森下。魅力は奪三振能力の高さだ。プロ初登板となった6月21日のDeNA戦(横浜)で7回8奪三振。以降、28日の中日戦(ナゴヤドーム)で8回2/3を7奪三振、7月9日のDeNA戦(マツダ広島)で5回6奪三振、そして前回登板の7月23日の阪神戦(甲子園)では6回10奪三振。ここまで26回2/3で31三振を奪っているから、奪三振率は10.46とリーグ上位に数字をたたき出している。

 球種別に見ていくとストレートで13三振、カットボールで11三振、チェンジアップで6三振、カーブで1三振と直球系で最も多くの三振を奪っている。ここまで482球を投げているが、ストレートは208球、カットボールは151球とやはり直球系はピッチングの生命線になる。

「真っすぐがしっかり投げられていたら、少し甘く行ってもファウルになったりするといくときはあります」と言う森下。リーグトップの166得点を生み出している巨人打線にどのようなピッチングをするか楽しみだ。

写真=BBM
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