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セ・リーグ6球団「2017年ドラフト1位入団」の現状は?

 

読売ジャイアンツ



 入団年の新人合同自主トレから出遅れ、92試合に出場した2018年は一塁へのヘッドスライディングで終盤に骨折離脱、昨季は開幕11試合で打率.390と結果を残していながら腰痛のためにその後のシーズンを棒に振った。吉川尚輝は入団時の高橋由伸監督、現在の原辰徳監督の2人から大きな期待をかけられながらケガに泣き、これまで1度もシーズンを完走したことがなかったのだが、いよいよその殻を破りそうだ。今季は「一番・二塁」で開幕スタメンを飾り、序盤戦は打撃不振を克服して9月には本来のパフォーマンスを取り戻し、ようやく誰もが理想と考える「一番・二塁」に定着した。このまま連覇を達成しつつシーズンを完走、日本シリーズを戦い抜ければ、プレーヤーとして次のステップに進めるのではないか。

阪神タイガース



 今や本塁打王を争い、虎の主砲と言ってもいいだろう。当時の金本知憲監督の意向もあり、ドラフトで単独1位指名を受け2017年に入団。金本監督の方針もあり開幕は二軍で迎えるも、6月に一軍昇格すると9月には阪神の新人としては53年ぶりに「四番」としてスタメン起用されるなど、1年目は育成期間がありながら7本塁打。翌18年は11本塁打と徐々に成長を見せると、19年、矢野耀大新監督が開幕から四番に起用し続け、四番のプレッシャーを受けながら100試合以上四番を務めた。そして今季は外国人に四番と開幕スタメンの座を譲ったが、7月に入りスタメン起用されると、初球からでも積極的にフルスイングする打撃で本塁打を量産。10月12日現在、25本塁打を放ち、巨人の岡本和真と本塁打王を争っている。

中日ドラゴンズ



 プロ3年目の昨年は年間を通して先発ローテーションを守り、チームトップの11勝をマーク。自身初の2ケタ勝利を挙げ、今年は左の大野雄大とともに先発2本柱として期待されていた。だが、開幕から3試合に登板したのち、右腹直筋を痛めて登録抹消。1カ月後に戻ってきたが、昨年のような安定感はなく、9月25日の巨人戦(東京ドーム)で今季最短となる2回6失点でKOされ、ふたたびの登録抹消となった。ここまで11試合に登板して3勝6敗、防御率4.47の成績は柳自身も悔しいはず。残り試合は少ないが、8年ぶりのAクラス入りをかけて大事な戦いの中、柳に出番があるのか気になるところだ。

横浜DeNAベイスターズ



 濱口遥大は1年目に10勝を挙げ、ベイスターズの先発左腕の一角を任されてきた。2年目、3年目は故障もあり、勝ち星は伸び悩んだが、今季は開幕からフル稼働。故障や不調で次々と先発陣が離脱していく中、唯一開幕から先発ローテを守り、6勝を挙げてきた(5敗)。しかし、10月10日の阪神戦(甲子園)は、立ち上がりから制球が定まらずに、2回途中で降板。2試合連続の背信投球に、登録抹消が命じられた。ラミレス監督は「リフレッシュして、いい形で一軍に戻ってきてほしい」とコメント。シーズン中の復帰を目指す。

広島東洋カープ



 広島は矢崎拓也(ドラフト時は加藤姓)が2017年のドラフト1位。ルーキー年、プロ初登板で9回一死まで無安打無得点の快投を見せての初勝利は鮮烈だったが、プロでの勝利は、その1勝だけだ。今季は一軍では救援で6試合に起用されたが、持ち前の球威で三振は稼ぐものの、制球力のなさも共存し、四球や被安打、被本塁打は多い。無失点で抑え切ったのは2試合のみ、失点した試合のほうが多いという状況で、防御率は9.39。9月21日にファーム落ちし、ファームでは先発での起用も模索されているが、10月3日のウエスタン・阪神戦(由宇)では5回を3安打も、2発を浴び3失点と安定感は出せていない。何とかきっかけをつかみたいところだが……。

東京ヤクルトスワローズ



 ヤクルトは単独1位で寺島成輝を指名した。背番号「18」をもらい、大きな期待を受けた左腕だったが、1年目から故障に苦しみ、2年目以降は先発で結果が出なかった。しかし、今季は中継ぎに専念。開幕から一軍入りし、腕を振った。7月下旬に1度登録を抹消されたが、現在は一軍復帰。10月12日現在、18試合に登板して1勝、3ホールド、防御率3.28をマークしている。持ち味の速球と緩急を生かした投球で、貴重な中継ぎ左腕として奮闘する毎日だ。今はまだビハインドの場面でしか投球機会を得られないが、信頼を得て、より競った場面でマウンドに上がるような投手になっていきたい。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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