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【セ6球団分析】どちらがレギュラー? 各球団で注目のポジション争い

 

 2月の春季キャンプ直前となっているが、注目されるのが熾烈なポジション争いだ。現時点ではレギュラーが固まっていないポジションは、キャンプやオープン戦の結果が重要になってくる。チーム内の競争を勝ち抜き、輝きを放つ選手に要注目だ。


・巨人
※注目ポジション 捕手

 ハイレベルな競争が繰り広げられているのが捕手だ。昨年は大城卓三が捕手でチーム最多の71試合にスタメン出場。打率.270、9本塁打とリーグ連覇に大きく貢献した。昨年は故障で泣かされたが2016年から4年連続リーグトップの盗塁阻止率をマークした小林誠司、ベテランの炭谷銀仁朗、成長著しい岸田行倫も虎視眈々と正捕手を狙う。


・阪神 
※注目ポジション 右翼

 オフの補強の充実ぶりが目立った阪神。ドラフト1位で4球団が競合した近大のスラッガー・佐藤輝明の獲得に成功した。本職は三塁だが、昨季自己最多の28本塁打を放った大山悠輔がいるため、外野にコンバートされる可能性が高い。中堅は近本光司、左翼は新外国人のロハス、サンズのどちらかで、佐藤は右翼で糸井嘉男に定位置争いを挑む。


・中日 
※注目ポジション 右翼

 内野が盤石の布陣だが、外野は中堅の大島洋平を除く両翼のレギュラーが固めきれていない。主力として期待される平田良介のポジションも保証されていない。昨年は打撃不振や故障の影響もあり、55試合出場で打率.235、3本塁打、17打点と精彩を欠いた。今年はシュアな打撃に定評がある新外国人のマイク・ガーバーと競争になる。


・DeNA
※注目ポジション 遊撃

 投打でタレントの多いDeNAだが、ウィークポイントはセンターラインだ。昨年の遊撃のスタメン試合数を見ると、倉本寿彦が49試合出場、大和が45試合出場と拮抗している。守備力は大和が上だが、倉本は勝負強い打撃に定評がある。三浦大輔新監督の下、遊撃の定位置をつかむのはどちらになるだろうか。


・広島
※注目ポジション 捕手

 2017年からのリーグ3連覇の中心選手だった會澤翼だったが、昨年はコンディショニング不良もあり79試合の出場にとどまった。台頭してきたのが若手成長株の坂倉将吾。自己最多の81試合出場で打率.287、3本塁打をマークし、スタメンでない日は代打の切り札としても活躍した。守備力に磨きをかけて「會澤超え」を目指す。


・ヤクルト
※注目ポジション 遊撃

 遊撃を守っていたエスコバーが退団。昨季自己最多の10本塁打とパンチ力のある西浦直亨がレギュラーの最有力候補だが、ドラフト4位の東北福祉大・元山飛優も面白い。広い守備範囲と強肩を誇る遊撃の守備は即戦力の呼び声が高い。課題の打撃を磨けば西浦を脅かす存在になりそうだ。

写真=BBM
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