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パ・リーグ6球団 2021シーズン“投手”のキーマンは誰?

 

福岡ソフトバンクホークス



 千賀滉大東浜巨を欠いた状態でスタートする2021年シーズン。それでも開幕先発ローテーションは固まった。そして、何より頼もしき右腕・石川柊太が、「勝つ」という強い気持ちを持って先陣を切る。昨季、最多勝と勝率第一位のタイトルを獲得。それでも越えられなかったハードルに、悔しさを覚えた。「規定投球回はこれまで1回もクリアできていない。投手としての責任を果たすという点では、そこは最低限クリアしないとな、と思います」。規定投球回クリアに向けては、大きなケガなくしっかりとローテを守り続ける必要がある。チームにもいいリズムを生み出す持ち前の投球を1年間。その先にはリーグ連覇と5年連続日本一が待っている。

千葉ロッテマリーンズ



 頼れるエースの早期復帰は欠かせない。下半身のコンディション不良で一軍から離れて調整している石川歩。昨季まで2年連続で開幕投手を務めた右腕が、開幕先発ローテからは漏れ、来週中にファームで実戦復帰の予定だ。開幕先発ローテは二木康太美馬学鈴木昭汰小島和哉岩下大輝本前郁也の6人で、石川の復帰は早くて4月中旬。救援陣はコマがそろい、強固な布陣を形成しているだけに、先発陣も奮起すれば、戦い方も安定するのは、昨季に証明している。2ケタ勝利3度の実績を持つ右腕の復帰が、早ければ早いほど、チームにとってはプラスになるのは間違いない。

埼玉西武ライオンズ



 V奪回を遂げるためには「先発陣の奮起が第一」と辻発彦監督は言う。3連覇を逃した昨季、先発のクオリティースタートはリーグ最少の40試合。平均投球回も5.1回とこちらもリーグで最も短く、先発陣のチーム防御率も4.87とリーグワーストだった。左腕不足も近年の課題だけに、2年目左腕・浜屋将太の成長がカギを握る。当初、実戦登板では苦しんだが開幕前最後のマウンドとなった3月20日、ヤクルトとのオープン戦(メットライフ)では6回1安打3四球無失点と結果を出した。練習を重ねてきたツーシームも真価を発揮。開幕2戦目(3月27日、オリックス戦)の登板が決まっているが、チームを勢いづける投球でスタートダッシュを決めたい。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 田中将大が海を渡った後にエースの座を手にし、手術した年を除き、毎年のように開幕投手候補に挙げられてきた。チームを背負う重責は想像に難くない。ただ、今年は違う。田中将が8年ぶりの復帰を果たし、開幕投手には移籍2年目の涌井秀章が指名された。自身は開幕5戦目の3月31日、ロッテ戦(ZOZOマリン)の先発が予定されている。オープン戦最後の登板となった17日のオリックス戦(静岡)では7回無失点の好投を見せ、万全なコンディションで開幕へ向かう。昨季は5勝7敗、防御率3.96と不本意な結果に終わっただけに、雪辱を期すシーズンとなる。層が厚くなった先発陣で存在感を示すことができるか。

北海道日本ハムファイターズ



 上沢直之が軸となる先発陣は、オープン戦で結果を出した投手が残りの開幕先発ローテーション枠に入ることになるが、シーズン中も状況を見ての競争が予想される。先発投手が未知数なだけに、実績あるリリーフ陣の出来がカギだ。昨年は強みであったブルペンにケガ人が続出し、得意の勝ちパターンに持っていけなかった。抑えを固定できず、中継ぎエースの宮西尚生がクローザーに回るなど苦しい台所事情を露呈。勝利の方程式確立には、今季、抑えを務める杉浦稔大がキーマンとなる。オープン戦では、5試合に登板し4安打3失点9奪三振、防御率3.60。新守護神がシーズンとおして安定した結果を残せるかどうかに、チームの命運はかかっている。

オリックス・バファローズ


オリックス・宮城大弥


 先発三本柱に続きたい。宮城大弥が高卒2年目ながら開幕先発ローテーション入りが当確。西武との開幕2戦目(メットライフ)での登板が濃厚だ。オープン戦は3試合に登板して計16イニングをわずか2失点と好投。最速153キロの直球に、スライダー、カーブ、チェンジアップを交える投球術も光った。テンポの良さも特徴とあって、攻撃にもリズムを与える左腕。目標に掲げる「一軍完走」で2ケタ勝利を挙げて、山本由伸山岡泰輔田嶋大樹と先発四本柱を形成できれば、大型連敗は避けられ、チームは自ずと浮上するはず。19歳左腕への期待はふくらむばかりだ。

写真=BBM

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