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「四番・主将」がいなくても大丈夫! 近大の“先輩後輩”の活躍で首位を快走する阪神

 

大山の代役で四番に座ってから、四番で打率3割超えの活躍でチームをけん引する佐藤輝


 四番で主将の大山悠輔が背中の張りで登録抹消されたのが5月6日。首位街道をまっしぐらの阪神に暗雲が立ち込めた……と思われたが、まったく心配はいらなかった。

 5月2日の広島戦(甲子園)で大山の休養日に四番を試され満塁弾を放っていた黄金ルーキー・佐藤輝明が「四番・三塁」で7日からのDeNA戦(横浜)に出場。それに合わせるように右翼には今季初スタメンのベテラン・糸井嘉男が「六番」に入った。その7日は、6対12で負けたが「近大先輩後輩コンビ」で初のアベック弾も飛び出した。

「中軸がしっかり打てばチームも盛り上がると思うので、四番でいい仕事ができて良かったです」と佐藤輝。5月8日の同戦で2打席連続のタイムリーを放ち4対1の勝利に大きく貢献した。

大穴埋めの代役とは言わせない! DeNA戦2試合でスタメン出場し2試合とも本塁打を放ち意地を見せた糸井


 9日の試合では糸井が「六番・右翼」で2度目のスタメン出場。0対1の5回表、四番の佐藤輝が四球で出塁し、五番のサンズの二塁打で、気迫のヘッドスライディング生還で同点に。「テルとサンズが良い流れを作ってくれていたので、つなぐバッティングをしようと思っていた」と話した糸井が、そのあと勝ち越しとなる2ランを右中間スタンドに豪快に運んだ。

 3カード連続勝ち越しと勢いのあるDeNAに対しても2勝1敗。2位・巨人ヤクルト相手に苦戦している中、着実に貯金を増やした。大山という大きな柱が抜けるも、代役の左の強打者2人の強烈な活躍で、ガッチリ首位を快走。まだまだ猛虎快進撃は続いていきそうだ。

写真=BBM
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