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2022西武春季キャンプを支える日南市特製“本拠地”モデルの「新・ウエイトルーム」

 

キャンプ地にできた「新・ウエイトルーム」でトレーニングをする今井[球団提供]


 2022年1月末、西武から日南市への要望で、キャンプ地である日南市南郷中央公園内のテニスコートの1面に1つの建物が完成した。このキャンプから選手たちがウエイトで汗を流す「新・ウエイトルーム」である。室内には、ウエイトトレーニング用のマシンなどが置かれ、縦半分でラバーマットと人工芝に分かれている。建設に携わった日南市の担当者は、“プロ仕様”の施設を造るために、埼玉県所沢市の球団施設「ライオンズ トレーニングセンター」のウエイトルームを視察するほどのこだわりで、「このウエイトルームで充実した練習ができることで、シーズン通して良い成績を残してもらえたらうれしいです」と選手への思いを口にした。

 また、選手たちのウエイトトレーニングやストレッチなども指導する黒川春樹ヘッドストレングス&コンディショニング(S&C)も、新・ウエイトルームの設営プロジェクトに携わった1人。指導する側として、また現場を預かる立場からのリクエストもしたという。いろいろな形があるマシンをどう配置したら使いやすいか、いかにいい空間をつくれるかという視点で試行錯誤を重ねた。「天井が高いことで解放感が出ます。このような設計をしてくださった日南市の方々には感謝しています。春からは一般の方にも開放することを検討中とのことでしたので、プロ野球選手がこういう環境でトレーニングをしているんだと知ってもらえたらうれしいです」と話した。

 ほとんどの選手が利用するこのウエイトルーム。宮川哲は「やっぱり新しい施設はいいですね。天井が高いので解放感があって、きついトレーニングも頑張れます」、今井達也は「1部屋になったことで、ほかの選手がどんなトレーニングをしているか見られるので、参考にすることできて助かっています」、渡邉勇太朗も「前までは自分が使いたいマシンを順番待ちしなければいけませんでしたが、1ヶ所にまとまったことで効率よくトレーニングができています」など、喜びの声があがっている。
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