メジャー通算100本塁打を放った大谷
現地時間5月14日、アスレチックスとのダブルヘッダー第2試合に「三番・DH」で先発出場したエンゼルスの
大谷翔平。第3打席の5回、無死二塁でオラーの初球、シンカーをとらえた当たりは7号2ランに。この一発はメジャー通算100号。
松井秀喜、
イチローに次ぐ日本人メジャーとしては3人目の“大台”到達となった。
日本人メジャー通算本塁打ベスト10は以下になる。
【日本人メジャー通算本塁打ベスト10】
1位 松井秀喜 175本
2位 イチロー 117本
3位 大谷翔平 100本
4位
城島健司 48本
5位
井口資仁 44本
6位
福留孝介 42本
7位
青木宣親 33本
8位
松井稼頭央 32本
9位
新庄剛志 20本
10位
田口壮 19本
日本人メジャーの野手通算成績ランキングのほとんどにおいてイチローが1位に君臨しているが、例外は本塁打関係だ。本数は松井秀喜が1位で、イチローは2位。3ケタに到達したのはこの2人しかいなかったが、今回新たに大谷が名を連ねた。
渡米時点で「日本球界最高の長距離打者」であり、NPBラストイヤーの2002年には
巨人で50本塁打していた松井は、
ヤンキースでの最初の3年間は全試合出場を続けながら本塁打は16→31→23。メジャー10年間で30本以上は2年目の04年だけだった。チームプレーが厳しく求められるヤンキース以外なら、本塁打はもっと増えていたかもしれない。ちなみに04年はイチローがMLB新記録のシーズン262安打を放っていた。
大谷はメジャー1年目から昨年まで本塁打数は22→18→7→46。昨年の46本は04年の松井の31本を抜く、日本人メジャーシーズン最多本塁打だった。459試合目で100本塁打到達は日本人メジャー最速。果たしてこの先、どこまで本塁打数を伸ばしていくか楽しみだ。
写真=Getty Images