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阪神のロハス・ジュニア、巨人のポランコ…契約延長なければ「他球団が獲得に名乗り」も

 

8月に好成績を残したロハス・ジュニア


8月は打撃内容が変わったロハス・ジュニア


 日本で活躍する外国人選手を見極めるのは非常に難しい。メジャーで実績十分の選手が結果を残せず、巨人アダム・ウォーカーのようにメジャー経験がなく年俸3400万円の格安で獲得した助っ人が活躍するケースがある。阪神のメル・ロハス・ジュニア、巨人のグレゴリー・ポランコ……それぞれ置かれた立場は違うが、来季の動向が注目される選手だ。

 ロハス・ジュニアは2017年から韓国リーグで4年間プレー。所属していたKTウィズで20年に打率.349、47本塁打、135打点をマークし、本塁打王、打点王、シーズンMVP、ゴールデン・グラブ賞を受賞と大活躍した。推定2億6000万円の2年契約で阪神に21年に入団。打線の中軸を担うパワーヒッターとして期待されたが、コロナ禍の影響で4月4日に来日して調整期間が短かったことがパフォーマンスに影響を及ぼしたのかもしれない。ファームで実戦感覚を養い、5月8日に一軍昇格したが来日初打席から20打席連続無安打と外国人選手の球団ワースト記録を更新してしまう。後半戦に復調の兆しを見せたが、打率.217、8本塁打、21打点。期待外れの結果に終わった。

 今季も7月終了時点で打率1割台とベンチを温める日が多く、阪神はシーズン途中にアデルリン・ロドリゲスを獲得。ロドリゲスが一軍に昇格し、ロハスは8月4日に登録抹消された。このまま終わってしまうかと思われたが、主砲・大山悠輔の新型コロナウイルス感染が判明したことで運命が変わる。「特例2022」に基づき翌5日に再登録されると、コンスタントに安打と本塁打を打ち続けてスタメンに定着している。8月の月間成績は打率.328、4本塁打、13打点。8月16、17日のヤクルト戦(神宮)は四番で起用された。

 スポーツ紙記者は「打席の内容が明らかに変わりましたね。直球に差し込まれていたのに力強い良い打球をはじき返すようになり、内角もさばけるようになったのでヒットゾーンが広がっている。選球眼が良いし、本塁打を打つ能力も高い。大幅減俸が前提ですが、ロハス・ジュニアは来年も見たいですね」と期待を込める。

神宮で好成績を残すポランコ


メジャーで実績もあり、期待値が高かったポランコ


 ポランコも入団前の期待値が高い助っ人の1人だった。メジャー通算96本塁打&98盗塁をマーク。17年に開催されたWBCにドミニカ共和国代表で出場し、大会最優秀外野手に選ばれている。推定年俸2億5000万円の単年契約で今季から巨人に入団したが9月4日現在、打率.240、19本塁打、49打点と物足りなさが残る。一方で、球場によって極端に成績が変わるのが興味深い。本拠地・東京ドームでは打率.230、8本塁打、17打点に対し、神宮で打率.359、7本塁打、15打点をマーク。横浜スタジアムでも打率.333、1本塁打、4打点とハイアベレージを残している。

 他球団の編成担当は「ポランコは強引さがなくなれば、ボール球を見極められるようになり打率がもっと上がる。本塁打も増えると思う。ロハス・ジュニアにも言えることだが契約延長せずに、大幅減俸でも日本でのプレーを望むのなら獲得に乗り出す球団はあると思う。両選手とも来年は30本塁打をクリアしても決して不思議ではない。長距離砲不在のチームが多いので価値は高いでしょう」と評価する。

 阪神、巨人は共にリーグ優勝が厳しい状況で、阪神は矢野燿大監督が今季限りで退任することもチーム編成に影響すると見られる。ロハス・ジュニア、ポランコは果たして来季も日本でプレーするか。

写真=BBM
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