西武は3月23日、こんにゃくがテーマの体験施設「こんにゃくパーク」を運営する株式会社ヨコオデイリーフーズと、「走魂賞」に関するスポンサー契約を締結したと発表した。

　同賞は、2023シーズンのチームスローガンである『走魂』をチーム全体に意識付けるため、スローガンに見合うプレーや言動でチームに最も貢献した選手を複数、監督やコーチが選出し、最終的にファンクラブ会員の投票によって、月間賞と年間賞を決定するもの。受賞した選手には株式会社ヨコオデイリーフーズから賞金と副賞が贈呈される。

　チームは、2008年以来の「日本一」を奪還するため、「凡事徹底」を合言葉とし、そのうえで、松井稼頭央監督が野球の原点と考える「走る」をもとにチームスローガンを『走魂』とした。

　このスローガンは、“走”と、勝負の世界で相手に向かっていく“魂”を組み合わせた造語で、このスローガンに決めた背景には、現役時代に日米通算465盗塁をマークし、足を使った野球で相手チームをかき乱した松井監督の強い思いが込められている。加えて、長いシーズンをファンとともに最後まで完走する、という思いも詰まっている。

　この考えを、シーズンを通してチームに徹底させるべく、キャンプ地や本拠地では、ベンチ内やバックヤードにも『走魂』と書かれた掲示物を複数掲出するなど、常にチームに浸透させる活動をおこなっている。そして、このたび、球団初となるファンやスポンサーとともに、球団運営全体の企画へと昇華させ、松井野球を一言で表す『走魂』を体現する施策として実施する。