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【大学野球】立大主将&副将の「ミニ対談」 智弁和歌山コンビで目指す2017年春以来のV奪還

 

7年目のチームメート


立大の主将・西川[左]と副将・池田[右]。智弁和歌山高コンビが2023年のチームを引っ張る


 東京六大学野球連盟は4月6日、リーグ戦開幕を2日後に控え、東京都内で記者会見を開いた。6校の監督、主将、指名選手が出席。立大は智弁和歌山高出身の主将・西川晋太郎内野手(4年)と150キロ右腕の副将・池田陽佑投手(4年)が登壇し、春のリーグ戦への抱負を語った。2017年春以来のV奪還が最大の目標。高校、大学を通じて7年目のチームメートは会見後、「ミニ対談」に応じてくれた。

――選手2人で出席した感想をお願いします。

西川 こういう形で取材していただくのは初めての経験だったので、立教大学野球部のキャプテンの重責を、あらためて感じました。
池田 注目していただけるのはうれしいことですし、指名選手としてこの場に呼んでいただいたので、しっかりリーグ戦で結果を残していかないといけないなと思いました。

――立大・溝口智成監督が「智弁和歌山コンビで優勝へ導いてほしい」と。指揮官の言葉を受けて、池田投手は「期待に応えたい。勝つことがエースの役割」と発言していました。

西川 池田とは7年目なので、調子の悪い日も見ていれば分かりますし、2人ともチームをけん引していく立場。野球観は分かり合えるところがあると思うので、頼りにできます。
池田 僕も晋太郎の調子の良い日は背中を見れば分かりますし、「家族」と言っていいぐらい一緒にいますので、晋太郎が活躍すると素直にすごくうれしいです。結果が出ないときには心配にもなりますし、自分がカバーしないといけないと思っています。智弁2人で何とか、立教を引っ張っていけたら最高の達成感がありますし、幸せだと思います。

――池田投手は「監督を男にしたい」と。西川主将も当然、同じ気持ちでしょうか。

西川 自分たちがリーグ優勝したい気持ちはあるんですが、3年間、監督さんにもお世話になっているので、天皇杯という形でプレゼントできたらと思います。

――池田投手は「チームで最も熱い男」に、西川主将の名前を挙げていました。

池田 他の人はない熱さ、肝が据わっているキャプテンなので、頼りになる。晋太郎の背中についていけば大丈夫、という選手です。

――今春から東京六大学リーグ戦の神宮球場でも、声出し応援が解禁となります。西川主将は「応援が力になる」と言っていましたが、高校1年夏から3年夏まで5季連続甲子園で智弁和歌山高の魔曲である『ジョックロック』が、原動力になっていたんですね。

西川 僕、ジョックロックでヒット打ったのは、最後の夏だけなんです(苦笑)。ジョックロック、苦手だったです……(汗)。圧をかけられて、逆に重たくなっていました(笑)。
池田 僕はジョックロックの場面で打席に立ったことがないので……。いや、あるかもしれいですけど、聞こえない人なので……。

――最後に全国の智弁和歌山高校ファンへ、メッセージをお願いいたします。

西川 今春のセンバツは初戦敗退だったので、その分、僕たち智弁和歌山OBがリーグ戦で頑張って、喜んでいただければうれしいです。
池田 甲子園ばかり足を運ばずに、神宮球場にも応援に来てください! 以上です。熱いご声援、よろしくお願いいたします。

文=岡本朋祐 写真=BBM
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