先端ＩＴ関連優良企業7社が、優勝の栄冠を目指す第31回IPI軟式野球リーグ大会4日目が7月15日(土)に大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森で行われた。

　勝利したのはIKI、とSRA。IKIは2つの本塁打が飛び出すなど、勝負どころで打線が機能。嬉しい今季初勝利を飾った。SRAは昨シーズンの2冠丸岡が6四死球ながらもノーヒットノーランでAAS打線を圧倒した。

　第三試合に行なわれたESCO対TDIは、5-5の同点となり勝ち点1を分け合う形に。この結果、今季好調のESCOは負け無しで再び単独首位に躍り出ることとなった。

　また、人気YouTubeチャンネル『トクサンTV』とのコラボ企画で、チーム天晴との特別試合も開催。ギャラリーも集まるなど注目される中で行なわれた特別試合では、20-3でチーム天晴が勝利した。

SRA 3-0 AAS　与四死球6ながらも打線を圧倒！　丸岡がノーヒットノーランに

　緊迫した投手戦となったこの試合。SRA丸岡、AAS山本慈ともに要所をしめるナイスピッチングで、最終回までスコアボードに０が並ぶ展開に。


　しかし、最終回SRAは先頭の中村が左中間に大きな打球を放つと、3塁到達後の早急ミスの間に一気に生還し貴重な1点を先制。続く橋本も3ベースを放つと、梶原がセンター後方への大飛球を放ちランニングホームラン。これまで好投を続けたAAS山本慈を最終回に捉えたSRAが接戦を制した。

JBS 0-7 IKI　堀江、清水に1発！IKIが嬉しい今季初勝利

　試合が動いたのは3回。IKIは先頭の高梨がライト前ヒットで出塁すると、続く藤平がヒット、牧野が四球で満塁のチャンスで堀江がセンターへのランニングホームラン。衝撃のグランドスラムでIKIが4点を先制する。続く4回にも清水が本塁打を放つなど2点を追加したIKIが試合を優位に進める。


　一方のJBSは、IKI先発の堀江を捉えきれず、散発4安打とホームが遠い展開となり終戦。0-7でIKIが今シーズン初白星を飾った。

TDI 5-5 ESCO　TDIが初回の猛攻で先制も最終回で引き分けに！ESCOが勝ち点1を取り首位に

　初回、TDIは四球や相手のエラーでランナーをためると、5番新がタイムリーを放ち先制。その後、木村のタイムリーなどで4点を奪う。3回には河野のタイムリーで追加点を奪うなど、ESCOを突き放す。


　しかし、ESCOは2回に3回に押し出しで1点ずつを返すと、4回には鈴木のタイムリーなどで2点を返すなど徐々に点差を詰めると、最終回に伊藤がタイムリー2ベースを放ち土壇場で同点に。そのままサヨナラを決めるかと思われたが、TDIの2番手・早崎がピンチを凌ぎゲームさきセット。5-5の同点となり勝ち点1を分け合った。

特別試合　IPI軟式野球リーグ選抜 3-20 チーム天晴　トクサン率いる実力派チームを相手にリーグ選抜が健闘！

　この日特別試合として行なわれた、人気YouTubeチャンネル『トクサンTV』とのコラボ企画。協同乳業株式会社の協賛のもと、ホームランを打った選手にホームラン賞として『ホームランバー』が贈呈されることもあり、両チームの選手が“1発”を狙う派手な試合が期待された。


【第31回IPI軟式野球リーグ参加企業】
アイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)
ウチダエスコ株式会社(ESCO)
株式会社エイエイエス(AAS)
株式会社SRA(SRA)
SCSK株式会社(SCSK)
情報技術開発株式会社(TDI)
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)


第31回 IPI軟式野球リーグ
●主催:IT SPORTS連盟
●後援:(株)ベースボール・マガジン社 週刊ベースボール／(一社)日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)
●協賛:協同乳業(株)/キリンビバレッジ(株)/ゼビオ(株)・(株)ヴィクトリア/フクダ電子(株)/ミズノ(株)
●協力:横浜スタジアム/大宮けんぽグラウンド/ナガセケンコー(株)

【IPI軟式野球リーグとは】
1991年に設立されたIT企業対抗軟式野球リーグ。野球を通じたIT企業同士の連携、社員の活性化、業界自体の認知度向上などを目的とする。今年で31回目を迎えている。

【今節の詳細はこちら】
IPI軟式野球リーグ公式HP
http://www.itsportsleague.jp/baseball/

文=山下貴將　写真=BBM