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【大学野球】早大が新潟・南魚沼キャンプを打ち上げ 「チームとして成長できた、本当に良いキャンプになった」

 

あらためて訴えた「一球入魂」の精神


早大は8月19日、新潟・南魚沼キャンプを打ち上げた[写真=BBM]


 2020年秋以来の天皇杯奪還へ準備は整った。早大は8月6日から新潟・南魚沼市内でキャンプを実施。大原運動公園ベーマガSTADIUMで行うのは昨年に続き2度目で、同19日に打ち上げた。

 同9日には初代監督・飛田穂洲氏らの資料が展示してある池田記念美術館を訪問して、1901年創部の野球部の歴史と伝統に触れた。

 同12日には史上初の試みである全早稲田戦(現役学生とOB社会人選手による特別試合)を開催。また、期間中には計3試合のオープン戦を消化し、ほぼ天候にも恵まれ、実り多い約2週間を過ごした。学生たちは皆、日焼けをして真っ黒。充実の日々の証しである。

 最終日の19日はグラウンドの片付けを行い、森田朝陽主将(4年・高岡商高)がマウンド中央で一本締めした(写真)。

「新潟キャンプお疲れ様でした。チームとして成長できた、本当に良いキャンプになったと思います。全国大会(11月の明治神宮大会)を含めても残り90日しかありません。リーグ戦の1日1日よりも、練習の1日、一球のほうが尊い、かけがえのないものになると思っています。4年生最後の一球一球、これから本当に大切にして、そうすれば、このチームで最後、早慶戦が終わった後に、心の底から喜んで笑えると思います。チーム全員でこれからリーグ戦に向けて、一球、一球、魂を込めて最後、全員で笑えるようにやっていきましょう!!」

 森田主将は「学生野球の父」と言われた飛田氏の教え「一球入魂」の精神をあらためて訴え、部員全員で共有した。秋の東京六大学リーグ戦開幕は9月9日で、早大は第2週(16日)の東大戦が開幕カードである。そして第3週では、85年ぶりのリーグ4連覇を狙う明大戦が組まれている。早大ナインは東京に戻り、総仕上げに入っていく。

文=岡本朋祐
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